Q & A
Q1.年齢制限などはあるのでしょうか?
年齢制限は男女とも特に設けておりません。
ただし自己責任となる為、高校生以上の方を推奨します。
また、未成年の方は親御さんの許可を頂く事で、レッスンをお受けしております。
未成年の方はレッスンの時間帯が、夕方から夜に集中しておりますので、保護者の送り迎えを必要とします。
Q2.事務所に所属していますが、仮にお仕事を頂ける場合は事務所を通して貰えますか?
はい、事務所に所属している方は基本的に事務所を通してお仕事の依頼をさせて頂いております。
しかし、制作予算、所属事務所の規約などの都合により不成立となる可能性もありますので予めご了承下さい。
Q3.全くの初心者なのですが、レッスンに参加しても宜しいでしょうか?
やる気と情熱がある方は大歓迎です。
ただし、現在の生徒の多くがプロかセミプロ、あるいは志の高い人ばかりが参加しています。
その為、遊び感覚(カルチャースクール的なノリ)で参加される方はお断りしております。
また演技指導は、初心者の方にも手は抜きませんので、かなり厳しいものである事をご理解した上で是非ご参加下さい。
Q4.ダブルスクールになるのですが宜しいでしょうか?
こちらでは他の養成所とのダブルスクールは特に問題はありません。
しかし、ダブルスクールを禁止している養成所や事務所もあるようです。
その場合、こちらでは他の養成機関からのクレームには対応出来かねますので、よくご確認を頂いた上で、自己責任でお願い致します。
また、生徒によってはダブルスクールをして混乱された方もいます。
例えば、A先生に良いと言われた芝居が、B先生に聞いたら駄目と言われた。
このような方をよく耳にします。
そもそも芝居というものに正解はありません。
ですから、自分で自分が納得のいく芝居を見つける為に、ワークショップを利用してほしいです。
その上で、様々なディレクターや音響監督の耳を納得させる。それがプロと考えます。
ですからダブルスクールをされる方は、こちらのダメ出しを謙虚に受け止める気持ちがある方に来てもらいたいです。
Q5.進級審査、所属オーディション、仕事のオーディションなどの相談を受けてもらえるでしょうか?
ボイスサンプル制作や、そのほかオーディションに関する相談は喜んで対応させて頂きます。
私が求める吹き替えやナレーションは基本的に仕事が出来るレベルの演技です。
その為に初心者でも手を抜かずに指導します。
Q6.レッスン中にボイトレや発声練習はあるのですか?
現在は行っておりません。
何故なら、発声訓練やボイトレは自宅や他の場所で1人でも行える為です。
生徒の多くがすぐにでも新しい教材を使って、瞬時に求められた演技に対応することに意識が集中しているので、
レッスン時間は主に演技指導に充てています。
Q7.都合でレッスンを休む場合、先に支払ったレッスン代は返却してもらえますか?
レッスン料は、主にレッスン当日にお支払いを頂いております。
月謝制、前払い制ではありません為、基本的にお先にお支払をして頂く事はありません。
しかし、例外がありますので、詳しくはこちら「お支払方法」をご覧ください。
また、体調不良は致し方ありませんが、あまりにも長い期間をお休みされる方は一度ご相談下さい。
プロ声優育成の為、こちらも数日前からレッスン内容を考えております為、人数の把握が不可欠となりますのでご協力下さい。
更に、何度も体調不良で休まれる方はレッスンをお断りさせて頂く場合がございます。
厳しいようですが、プロは一回の体調不良で現場を干されてしまう事もあります。
「体調管理も仕事のうち」
そのような気持ちでレッスンには臨んで頂きたいと思っております。
Q8.こちらのワークショップでお仕事が貰える可能性があると聞きましたが、
どれくらいレッスンを受けたらお仕事が貰えるのでしょうか?
人によって違います。
まずはお仕事が出来るレベルになって頂く必要がありますので、個人差があります。
<主催挨拶>でも述べましたが、お仕事の為だけに一生懸命になられると、逆に頼みづらくなりますので、
まずは自分の実力と向き合うことに集中して下さい。
もう一つ言えば、こちらが仕事を依頼したくなる人は、ただただ真剣に芝居と向き合った日々を過ごしている方です。
Q9.・・・容姿に自信がないのですが、声優になれますか?
私は今まで、容姿で声のキャスティングをしたことは1度もありません。
TVなどの映像の場合は、見た目が華やかな方は採用されやすいと思いますが、
そうでない場合、声優にはほとんど関係ありません。
余談ですが、私の手のひらと足の裏は先天性硝石(しょうせき)角化症という皮膚病に生まれつきなっていてお世辞にもきれいな皮膚ではありません。
ですから、絶対に映像には不向きな表現者だと自覚しています。
でも、だからこそ、自分の容姿が関係ない声の世界で圧倒的な表現力をもって演じたいという強い想いがあります。
本来、声優を目指す方は、私が目指していた頃は容姿に自信がないけど、声だったらという反骨精神で頑張っていた人が
多かったような気がします。
ですが、今の若手の声優さんや声優を目指す人はそれがダメというわけではないのですが本当に見た目を意識した人が
多くなりましたね。
(そのかわりにみんな同じような喋りになって全く個性が無くなりつつありますが・・・)
Q10.「なんでもできる声優」になりたいのですが、どうしたらなれますか?
声優になりたい方にたまにこんな質問をします。
「どんな声優になりたいのですか?」
答えの多くが・・・
「なんでもできる声優になりたい!」
ですが、さらに
「じゃ、なんでもできるの?」
と質問すると大抵の人は黙ってしまいます。
ただ「なんとなく声優になりたい」くらいの意識の人の多くに「なんでもできる声優」という答えを聞きますが、
私は今までに「なんでもできる声優」なんて出会った事はありません。
業界のプロでも、現場で芝居を聞いていると苦手な事は沢山あります。
その代わり、これをやらせたらピカイチ!という物は必ず持っています。
自分の魅力が分かっていない方が「なんでも出来る声優」を目指しているのだとこちらは感じております。
しかし、それでは周りのプロと肩を並べられません。
まずは「なんでも出来る声優」よりも、現場で必要とされる、自分の一番の魅力、武器を見つけることが大事ではないでしょうか。
例えば、「声はかわいくないし容姿に自信もないからサザエさんの花沢さんみたいなキャラクターを演じることに力を入れたい」
という人がいたら私は全力で応援します!!
だってそういう人の方がこの業界で長く親しまれる声優になれますから。
Q 11.レッスン以外で自宅で出来るお金を使わない練習方法ってありますか?
あります。というよりも、自宅以外でも実践してほしいことは沢山あります。
その一つに、「毎日誰かと喋る」です。
話のネタは何でも良いです。
できれば本音を語れる人のほうが尚良いです。
それで仮に相手と喧嘩になっても自分の意見が正しいと思う時は絶対に負けないでほしいのです。
というのも、私のレッスンを受けていて一時期、「怒りの芝居」が出来ない生徒が非常に多くいました。
理由は至極単純で、
「養成所で人を罵ったり怒鳴ったりする演技をしたことがない」
「私生活で怒った事がないし、感情が爆発したこともない」
これでは、特に洋画の演技で物足りない芝居しかできないので、本当に困りました。
現在、こういう方が非常に多いことに驚いています。
養成所で負の芝居をした経験がないことは何となく分かるのですが、
私生活で誰も本音を打ち明けられないのは本当に悲しいし、つまらない世の中になったと思います。
一般の方が、会社やアルバイト先、友達、お付き合いをしている人に気を遣って話す。
その事自体はとても思いやりがあり、社会人としてあるべき姿なのですが。
ただ・・・そのことを声優や俳優、喋ることを生業にしようと考えてる方にはなるべく結び付けてほしくありません。
何故なら、これは私の価値観なのですが、普段から表面的な事しか言わないような人は、当然嘘くさい芝居しかできませんし、
その人自身も胡散臭くなっていきます。
本人はバレていないと思っていますが、使う側には確実にバレています。
そんな声優やそんな人が声優を目指しても全く魅力のある芝居は生まれてこないのです。
ですので、どうか普段からなるべく本音を語って、聞いてくれる相手からも本音を返してくれる。
・・・そんな人間関係を作られている人は間違いなく、良い表現者になれると私は思います。