主催挨拶
声優になりたいという情熱を胸に!
一緒に闘ってみませんか!?
このサイトに辿りついた方たちは、恐らくなんとか声優として活動しているけどこのままでは……
活動したいけど伸び悩んでいる……
事務所に所属できるか心配……
あるいは、上のクラスに進級できるか……
そもそも……声優として生きていけるのか?……
そんなことをお考えになっているのではないでしょうか?
今、通っている声優専門学校、事務所直属の声優養成所、
事務所主催のワークショップ、制作会社主催のワークショップで、
本当に自分が変わっている、上手くなっている、
仕事につながっていることを実感していますか?
私のところに通っている生徒たちの多くが、こんなことを漏らしていました。
1クラス40人以上もいて、自分の演技を見てもらうのは5分しかない。
全く演技を見てもらえないで、他の人の演技のダメ出しだけを聞く日もある。
同じようにレッスン料を払っているのに、この違いに疑問を持っている。
もっとしっかりとダメ出しがほしいのに時間に追われて大雑把に言われてるだけな気がする。
養成所に入って皆同じような芝居、同じような行動を強制されている。
一人一人の個性を伸ばす指導と謳っていたのに、講師の気に入らない芝居をすると全てを否定されたような言葉をもらう為、このままでいいのか迷っている。
意識が低い人たちが多い環境で学んでいる。
話す内容は演技や将来のことではなく、声優のイベントやアニメの話ばかり。
またそれもあってか、講師が本気で指導している気がしない。
あるいは本気で怒鳴ってしまってはクレームがおきるからと、
いつもオブラートに包んだような言葉しか貰えていないように思う。
制作会社のワークショップだからさぞや厳しい世界と思ったけど、
実際は趣味の範囲内で行うような演技指導しかしてくれない。
「こっちはこういう演技がほしい」と言ってほしいのに
「う~ん・・・なんか違うんだよね・・・他にないの?」
この繰り返し・・・。
もっと具体的で明確な演技指導をしてほしい。
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声優業界を長く経験した人なら想い当たる部分があるのではないでしょうか?
とても残念なことですが、今の声優業界を意識したビジネスはどこでもこんな感じではないでしょうか?……
私が声優を目指していた頃は、もっと違っていたと思います。
恐ろしく怖い講師がいつも目を光らせていて、何を喋っても「ダメ! ダメ! ダメッ!!!!」と言われて泣きそうになってしまうほど追い詰められるけど、レッスン後のアフターがあってそのときには、まるで別人のように穏やかな表情で、自分の不甲斐なさを聞いてくれて、ぽつりと本音をもらす。
……その言葉にどれだけ救われて前に進めたか……
あるいは、いつも声優業界の裏話的な事を生徒に伝えてくれて、
「今、事務所はこんな奴を欲しがってるみたいだから意識しろよ!」
「あ~○○ディレクターってさ、なんかやたらとあっさり目の芝居が好きなんだよな~」
こんな情報をいつも教えてくれて、生徒から1人の声優として仕事を意識させる気持ちに変えてくれてる。
私が教わった時代はこんな感じの人がいましたけど、今も同じなのでしょうか?……
貴方の周りにこんな熱い人たちはおりますか?……
私は良くも悪くも、あの頃に教わったことと同じような教え方しかできません。
教えていて痛切に感じるのは「1000のレッスンより、1の仕事」です。
いくら、教えていても実際の仕事で本領を発揮できなければ意味がありません。
ですから、レッスンは限りなく音声収録の現場に近い状況を作り、
教え方も実際の仕事に近いようなことを要求して答えさせる環境にしています。
教える人数は1回約3時間で最高でも5人が限界です。
使う教材は洋画の吹き替え台本、アニメ、映像を使ったナレーションなど、多岐に渡ります。
また、稀にですが実際にこちらからギャラの発生するお仕事をお願いする場合があります。
それをやって貰わないと正直言って成長しないと私は思っています。
ですが、仕事が目当ての打算的な考えでレッスンを受けようと思うのは止めてください。
私は打算的な人との出会いで人間不信になったことがあります。
そのような人と一緒に仕事はしたくありませんし、そのような人が何か心に残る芝居ができる人とは思えません。
健気に演技の向上を目指している人に、もっと成長してほしいからこちらのお仕事をお願いする。
そんな人だからこそ、何かを残せる芝居ができると私は信じているからです。
私は向上心あふれる人を教えたいですし、そのような人と仕事を一緒にしたいです。
再度お願いですが、「仕事が欲しい為だけに、レッスンを受けに来る人は来ないでください。」
ただ、1つ残念なのはいくら頑張っても、芝居の向上が見られない方は、正直言っています。
また、こちらが求める芝居の領域が高すぎで、1回目のレッスンで臆してしまってこちらのレッスンを諦めてしまう方が
多くいます。
けど、私は遊びで演技指導したり音響監督をするわけにはいきませんので、常にお仕事レベルの演技を求めます。
芸能の世界に関していうなら「弱き者は去れ」という言葉はそのとおりだと思います。
特にこの声優の業界は、この仕事だけで食べていけているのは一説には300人程度と本当に厳しい世界です。
ですから、当然その300人の1人に成れるように指導しているつもりです。
この業界で生き残りたいなら、恐らくずっと耐え忍ぶ状況に陥ることもあるでしょう。
私も今更、他の業界に行って職を変える気などありません。
これからもずっとこの苦しさと闘って行くことになるでしょう。
この先に何があるのか私にも解りませんが、一緒に闘いその先のかすかな光を見てみませんか?
この道(声優業界)を選んで、間違っていなかったと自分で自分を誇れるようになってみませんか?
そのお手伝いができたら、こんな幸せなことはありません。
演技指導は、その人の人生がかかっているんですから、私も全力で指導します。
2017年1月 半地下吹替道場
主催 雨宮正武